● グランメゾン東京のフランス料理
「グランメゾン東京」は、フランス料理をテーマにした人気のドラマで、料理の質や感動を追求する姿勢が描かれています。この作品では、ミシュラン三つ星を目指すシェフたちの奮闘が中心に据えられており、料理が人の心を動かす力を持つことが強調されています。
料理人たちは、どうしたらこの素材の良さを最大限に活かせるかを考え抜いています。そして、良さを導くための補助的な材料を見つけ、素材を引き立てる工夫を惜しみません。さらに、食材を無駄にせず、すべてを活かすという調理の哲学もドラマの随所に表れており、「命を差し出す食物に、私たち人間は感謝せずにはいられない」──そんな姿勢も、静かに語りかけてくるようです。
● フランス料理、実は身近?
フランス料理というと「高級」「敷居が高い」と感じがちですが、実は「フレンチトースト」「クロックムッシュ」「ポタージュスープ」「キッシュ」など、私たちの身近にも“広義のフレンチ”は存在しています。
とはいえ、本格的な「コース仕立てのフランス料理」は、やはり特別な世界。その中にも、いくつかの段階があります:
- ビストロ系(カジュアルフレンチ):ランチ2,000〜4,000円程度。
例)東京・銀座の「サラマンジェ」など - ミシュラン一つ星・二つ星の店:ランチで1万円前後、ディナーで2〜3万円以上。
- 三つ星店:ディナーは最低でも3万円以上。ワイン込みなら5万円超えも。
私自身はまだこういったお店には行ったことがありませんが、ドラマや紹介記事を見ていると、「一度は体験してみたい」と思う気持ちが湧いてきます。食を通じて感動するというのは、年齢を重ねた今だからこそ、より深く味わえるのかもしれません。
● 星2つでも「生きてる間に体験する価値」があるのか?
これはもう、「ある」と思います。体験した人の話を聞くだけでも、その特別さが伝わってきます。
- 感覚が引き上げられる
料理や空間、サービスが五感に響く──ただの食事ではなく“体験”そのもの。 - 味の記憶が一生残る
「○年○月○日、○○で食べたソースの味」がずっと残っているという話も多く聞きます。 - 人生の節目にふさわしい
定年、還暦、記念日など、“食の記憶”が人生の風景として残るのは素敵なことです。
● おにぎり屋「ぼんご」の魅力
東京・大塚にある「ぼんご」は、おにぎりだけで勝負する専門店。私自身もまだ行ったことはないのですが、何度もテレビやネットで紹介されているのを目にしてきました。
- ふんわり握られたごはんと、選び抜かれた具材
- 香りの良い海苔と絶妙な塩加減
- そして“目の前で握る”というライブ感
そのどれもが、人の心を掴んで離さない魅力になっているのだと思います。いずれ訪れて、自分の舌でも確かめてみたい一軒です。
● 今、「グランメゾン東京」を再放送で観ていて思うこと
若い頃は、仕事に追われてドラマをじっくり観る余裕もありませんでした。けれど今、定年後にこうした良質なドラマを再放送で観られるというのは、本当にありがたいことです。
「グランメゾン東京」は、ただの料理ドラマではなく、仕事に真剣に向き合う人たちの姿勢が描かれていて、これまでの自分の人生ともどこか重なります。
日曜劇場は、やっぱりいいですね。『VIVANT』も良かった。熱量のあるドラマは、何歳になっても心に響きます。
● まとめ:どちらも“心が震える料理”を提供している
グランメゾン東京のような三つ星フレンチも、「ぼんご」のような素朴なおにぎりも、料理に真剣に向き合っているからこそ、人の心を動かします。
星の数ではなく、“心が震える体験”があるかどうか。
それが、料理の本当の価値なのかもしれません。
● いつか、こんな順番で体験してみたい
- まずは「ぼんご」に行ってみたい(ずっと気になっている)
- それから、気軽なビストロや星1つのフレンチを味わってみたい
- そしていつか、人生の節目に、星2つ以上のレストランで“本物の食体験”をしてみたい
こうして書いていると、「まだ食べていないけど、もう少しだけ自分の人生を豊かにしたくなる」──そんな気持ちが湧いてきます。
いまだからこそ感じられる“味わい”を、これからゆっくり探していけたらいいですね。
● まとめ:どちらも“心が震える料理”を提供している
グランメゾン東京のような三つ星フレンチも、「ぼんご」のような素朴なおにぎりも、料理に真剣に向き合っているからこそ、人の心を動かします。
料理とは、技術や味だけではなく、素材をどう活かし、命にどう感謝するかという「姿勢」そのものなのだと、あらためて思わされました。
コメント