運動神経は母親から?次男が成功しやすい?テレビで聞いた話を調べてみたら、ミドルエイジの自分にもヒントがあった


【本文】

テレビを見ていたら、
「運動神経は母親から遺伝する」
「次男は成功しやすい」
という話題が出ていました。

ふーん、そんなもんかねえ。
自分のまわりではあまり思い当たらなかったのですが、なんだか気になってしまい、少し調べてみることに。

すると、思ったより深い話につながっていて、ミドルエイジの今の自分にもヒントがある気がしたのです。


運動神経は母親から? ― 遺伝と環境のバランス

「運動神経は母親から受け継がれる」という説には、根拠として挙げられる話があります。

たとえば、細胞のエネルギー代謝に関わるミトコンドリアDNAというものは、基本的に母親からしか受け継がれない構造をしており、持久力や身体的なスタミナに影響を与える可能性があると考えられています。

とはいえ、運動能力は「遺伝が約50%、環境が約50%」というのが現在の主流の考え方。つまり、親からの影響も大きいけれど、それと同じくらい育った環境や経験が重要ということです。

特に注目されているのが、子ども時代の運動神経が急成長する時期。
この時期は2つの段階に分けて考えられています。

  • プレ・ゴールデンエイジ:3歳〜8歳(幼稚園年少〜小学2年)
     → 神経系の基礎が育ち、いろいろな動きを覚えやすい時期
  • ゴールデンエイジ:9歳〜12歳(小学3年〜6年)
     → 覚えた動作を技術として高められる吸収力の高い時期

このタイミングに「いろんな運動に楽しく取り組めたかどうか」で、その後の運動能力に差が出るとも言われています。


次男のほうが成功しやすい?

続いて、「次男が成功しやすい」という話。
プロ野球の例では――
大谷翔平選手(エンゼルス)
村上宗隆選手(ヤクルト)
などがいずれも次男として知られています。

また、ビジネス界でも、
ユニクロ創業者の柳井正さん
ソフトバンク創業者の孫正義さん
など、成功者に次男が多いという話もあります。

なぜ次男が成功しやすいのか?その理由として挙げられているのは:

  • 長男より自由に育てられることが多い
  • 兄の行動を見て学ぶことができる
  • 「兄に負けたくない」という競争心が育つ
  • 親が育児に慣れていて、プレッシャーが少ない

こういった家庭内の微妙な環境の違いが、次男の性格や行動パターンに影響を与えている可能性があります。

もちろんこれは一つの傾向にすぎず、長男にも長男ならではの強みや責任感があります。どちらが良いという話ではなく、**「環境の違いが結果を変えることもある」**という点が興味深いところです。


大人にも通用する?1万時間の法則

「何かで一流になるには、1万時間の練習が必要」という説を聞いたことがある方も多いかと思います。

この考え方は、アメリカの心理学者が行った熟達者研究に基づくもので、マルコム・グラッドウェル氏が著書の中で広めたことで知られるようになりました。
要するに、「才能がすべてではなく、意図的で継続的な練習が成果につながる」という話です。

その代表例が、あのビートルズ
彼らはイギリスで売れる前、ドイツのハンブルクで毎晩何時間もライブ演奏をしていたことで、圧倒的な演奏力を身につけたといわれています。観客の反応を見ながら即興で対応する日々の繰り返しが、のちの世界的な成功の土台になったというわけです。

では、私たちミドルエイジが今から始めたらどうか?
1日1時間取り組めば、30年で1万時間。
1日3時間なら、10年で達成できます。

つまり、**「年齢に関係なく、コツコツ続ければ可能性はある」**ということです。


テレビのひとことから、思わぬヒントが

「運動神経は母親から」
「次男は成功しやすい」

どちらも一見するとテレビの雑談ネタのように聞こえますが、背景を少し調べてみると、いろんなヒントが詰まっていました。

  • 成長において環境はやっぱり大きい
  • 自分の育ち方を振り返るとヒントがある
  • 子どもや孫の可能性を広げてあげられるかもしれない
  • そして、今の自分にも「まだ伸びしろがある」

調べたことを自分ごととしてとらえると、ちょっと楽しくなるもんですね。


【あとがき】

年を重ねても、まだまだ「やってみたい」「伸ばせるかも」と思えることがある。
テレビの一言でも、本の一節でも、心に引っかかったものをきっかけに、自分で調べて考えてみる――それだけで、人生が少し動き出す感じがします。

このブログが、もし誰かの「ちょっと試してみようかな」という気持ちにつながれば、とても嬉しいです。
どんな年齢でも、小さな気づきや好奇心が、未来の自分をつくるのだと思います。

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