藤本美貴の「地上波を見ろ!」に学ぶ。スマホ時代の情報の偏りを避ける工夫

学び

元モーニング娘。の藤本美貴さんが、日本テレビ系「しゃべくり007」で明かした家庭のルールが話題になっています。
そのルールとは――「子供たちは地上波を見ろ!」というもの。

いまの子供たちは、自分専用のスマホやタブレットで、YouTubeやSNSを自由に見られる時代です。好きな動画を選んで楽しめるのは便利ですが、藤本さんはこう考えています。
「見たいものだけを見ていると、同じような情報ばかりに囲まれてしまい、知らない世界と出会うきっかけがなくなる」

だからこそ「地上波」を見せる。テレビの地上波放送は、自分で選ばなくてもニュース・バラエティ・ドキュメンタリーなど、幅広い情報が流れてきます。子供にとっては「こんな仕事があるんだ」「こんな人もいるんだ」と、世界を知るきっかけになる。藤本さんの考え方はとてもシンプルですが、なるほどと頷かされました。


スマホは便利だけれど「同じ系統のものばかり」に

この話を聞いて、私自身もドキッとしました。
大人である自分ですら、気を抜けばスマホやパソコンばかり眺めてしまいます。そして表示されるのは、自分の興味や検索履歴に基づいた似たような記事や動画ばかり。

まさに「同じ系統のものばかり出てくるハメになる」わけです。
ニュースアプリのおすすめ記事も、SNSのタイムラインも、YouTubeの関連動画も、結局は自分の好みに合わせて調整されている。便利な反面、それは「フィルターバブル」と呼ばれる偏った世界でもあります。


意識的に「違う窓」を開ける大切さ

だから私は、藤本さんの「地上波を見ろ!」という言葉を、子供だけでなく大人にも当てはまるメッセージだと感じました。

私自身も極力、次のようなことに気をつけています。

  • スマホを閉じて外を散歩する
  • たまには新聞を手に取る
  • 興味のないジャンルの本をあえて読んでみる
  • ラジオやテレビを「流し聞き・流し見」する

すると、不思議なことに「こんな考え方もあるんだ」「自分にはなかった視点だな」と思える瞬間が増えます。


人生を豊かにするのは「偶然の出会い」

人生を振り返ってみても、思いがけない情報や人との出会いが、後々大きな転機につながることが少なくありません。
それなのに、自分で選んだ情報だけを摂取していたら、その偶然のチャンスをみすみす逃してしまうかもしれません。

だからこそ、時には「自分の興味の外側」に触れる習慣を持つことが大切。
藤本美貴さんの「地上波を見ろ!」という家庭ルールは、単なる子育て法ではなく、私たち大人にとっても忘れてはいけない大事なヒントだと思います。


おわりに

情報は自分で選べる時代だからこそ、あえて「選ばない情報」と出会う仕組みを持つ。
それが、人生を少し豊かにしてくれるのではないでしょうか。

あなたは普段、同じような情報ばかりに囲まれていませんか?
そして、意識的に違う世界と出会う工夫をしていますか?

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