年を重ねて増える“怖さ”

学び

夜の運転、高い橋、トンネル…あーこわ

最近、とくに増えてきた感覚がある。
「怖い」っていう感情だ。

若いときはなんともなかったのに、今では夜の運転がちょっとした恐怖。
ましてや雨が降ったら最悪。前が見えない。対向車のライトが反射して目が眩む。
「あれ?こんなに怖かったっけ?」と、自分でも驚いてしまう。

さらに怖いのが、高速道路。
特にあの“超高い橋”。
ときどき下が見えると、足元がすくむような感覚になる。
あれはもはやアトラクションだ。こっちは運転してるのに。

そして、最近いちばん「来たな」と思ったのが、トンネル。
暗くて狭いトンネルを走っていると、ふとした瞬間、
自分が止まっていて、まわりだけが動いてるような錯覚に襲われる。
あーこわって口に出してしまう。心臓がドキッとする。


なぜ“怖さ”が増えてくるのか?

年齢とともに経験が増え、リスクを察知する力が鋭くなっているのだと思う。
つまり、頭の中で「最悪のケース」を描けるようになっている。

昔は無鉄砲だっただけかもしれない。
「何とかなるだろう」から「何かあったらどうしよう」に変わってきた。
それは悪いことじゃない。
むしろ、大人になった証でもあるのかもしれない。


無理に克服しようとしない

よく「怖さを克服しよう」とか言われるけど、正直、無理しない方がいいと思ってる。

怖いことは怖い。
だったら「怖くない選択肢」を選べばいい。

  • 夜は運転しない
  • 雨の日は出かけない
  • 高速の高い橋はなるべく避ける
  • トンネルが続く道は休憩を挟む

そんなふうに、自分なりに工夫して乗り切ればいい。


“ちょっとだけ試す”のもアリ

とはいえ、全部避けてしまうと自信がなくなってしまう。
だから、ときには「怖さを減らす練習」もしている。

  • 昼間、天気のいい日に高速に乗ってみる
  • 運転が得意な人に横に乗ってもらう
  • 一人で無理なら、一緒に行ってもらう

そんな小さな“できた”を積み重ねると、不思議と怖さがやわらいでくる。


怖い自分も、今の自分。

年を重ねるって、こういうことなのかもしれない。
体力や視力が落ちる代わりに、感受性や慎重さが増していく。
それは“衰え”ではなく、“進化”なのだと思う。

怖いと感じる自分も、大事な自分の一部。
無理せず、否定せず、つきあっていこう。
これもまた、セカンドライフの醍醐味かもしれない。

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