熱中症のアドバイス、結局なんも教えてくれない?

学び

適切とは、なんだ?     ぼかさらてる?あいまい?

毎年、夏になると「水分補給をこまめに」「休憩をこまめに」「冷房を適切に使いましょう」といったアドバイスが飛び交います。
テレビや市役所のチラシ、職場のポスターでもよく見かけます。

でも、正直に言ってしまうと……
あれ、全部ぼんやりしすぎじゃないですか?

僕は昔から、この「こまめに」という言葉が苦手でした。
一見すると気配りがあるように聞こえますが、具体性がまったくない。
結局、どうしたらいいのかわからないんです。


「水分補給はこまめに」って言われたから飲んでみた結果…

ある時期、30分おきに水を飲んでいたことがあります。
そしたら、午前中だけで4回もトイレに行く羽目になりました。

仕事が進まないし、周りの目も気になる。
「またトイレ?」とでも言いたげな雰囲気が出るんです。

★しかも、外で作業しているときにペットボトルを手にしてると、「休憩か?」って言われることもある。
“こまめに”なんて、現場じゃ通用しないんですよね。


「冷房を適切に使いましょう」って、どういう意味?

28度で冷房をつけても、汗は止まらない。
かといって25度にしたら、電気代が怖くなる。お役所がお怒りになる。

「適切に」って、誰目線で決めたんでしょうか?

僕の場合、高血圧もあるので、室温が30度を超えると頭がぼんやりしてきます。
だけど「節電」という言葉が頭に浮かぶと、なかなかスイッチが押せない。

そんな状況で「無理せず冷房を使いましょう」と言われても、なんだか白々しく聞こえてしまうんです。


「こまめな休憩」も、実は難しい

「こまめに休憩をとりましょう」と言われても、
仕事中に休もうとすると、「まだ時間じゃないでしょ」と言われた経験があります。

若い頃、工場で働いていた時は、水を飲みに立ち上がるだけで「サボってる」と言われました。
その記憶が染みついていて、いまだに「水を飲む=申し訳ない」と感じてしまうこともあります。

だから、こまめに水を飲んだり休憩したりって、そんなに簡単なことじゃないんですよね。


結局、自分で気づくしかない

じゃあ、どうすればいいのか?

僕なりに出した答えはこれです。
「こまめに」や「適切に」に頼らず、自分の身体を観察すること。

たとえば、僕は今こうしています:

  • 朝起きたらコップ1杯
  • 作業の前に1杯
  • トイレに行ったら、その後に1杯
  • 汗をかいたら、塩分入りの飴をひとつ

冷房は、26度+扇風機の微風がちょうどよかった。
室温を見るより、「汗が出るかどうか」で判断しています。
冷えすぎたと感じたら、腹巻きで調整。


ぼんやりアドバイスに頼らず、生きる知恵を持とう

この歳になって思うのは、
**「人の言う通りにして調子を崩すくらいなら、自分のやり方で整えた方がマシ」**だということ。

テレビの専門家も間違うことはあるし、
チラシのアドバイスも、誰に向けて書いてるのかよくわからない。
だったら、自分の体に耳を澄ませるほうが、よっぽど確かだと思うんです。

毎年聞くアドバイス、
「真面目に守るほど、わからなくなる」。

そう思いませんか?


※本記事は筆者の体験と個人的な考えに基づいています。
健康状態には個人差がありますので、ご自身に合った方法は医師や専門家にご相談ください。

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