LINEが嫌い?グループLINEが苦手?──その背景にあるもの

学び

はじめに

「LINEは嫌だ」「グループLINEは面倒」──ここ2年ほどのあいだに、私の周囲でも何度かそんな声を聞く機会がありました。
なぜLINEを嫌う人がいるのでしょうか。どうやら心理的なことや社会的な背景、そして単純に「文章を打つのが面倒」という気持ちが関係していると思われます。


グループLINEを苦手に感じる理由

通知と既読プレッシャー

グループLINEでは自分に関係のない会話でも通知が届くことがあります。さらに「既読をつけたら返事をしないといけないのでは」と感じる人もいるようです。これが小さなストレスにつながっていると思われます。

同調圧力や束縛感

「返事をすぐに返さなければ悪く思われるかも」といった不安や、会話に合わせなければならない雰囲気が重荷になることもあると思われます。気軽に使えるはずのLINEが、逆に人間関係の負担に感じられることもあるようです。

強制的にグループに入れられるしんどさ

グループが作られると、自分の意思に関わらず参加させられる場合があります。抜けると「関係を断った」と思われそうで、気を使ってしまう…そんな感覚もあるようです。


安全性やプライバシーへの不安

過去に中国の委託先から日本の利用者データにアクセスできる状態があったと報じられ、その影響で「LINEは危険」という印象を持つ人も少なくないようです。
実際には日本発祥のサービスであり、現在は韓国系企業の傘下ですが、不安を感じて距離を置く人がいるのも理解できます。

ただ、FacebookやInstagramなど海外の他のサービスも同様にプライバシー問題を抱えていますので、LINEだけが特別に危ないとは言えないのかもしれません。


文字入力そのものが面倒な人もいる

一方で、「通知」や「プライバシー」とは別に、単純に 文字を打つこと自体が苦手 という人もいます。

  • 入力が面倒で「電話のほうが速い」と思う
  • ちょっとした雑談に時間を割きたくない
  • メールやショートメールも同じ理由で避けている

このタイプの人にとっては、LINEは便利さよりも「余計な手間」として映っているようです。


世代差ではなく「好き嫌い」

よく「年配者はITが苦手」「若い人は得意」と言われますが、実際はそう単純でもないようです。

  • シニアでも孫や町内会との連絡にLINEを活用する人がいる
  • 若い人でも「LINEは面倒だから電話で済ませる」という人がいる

つまり、ITの得意不得意は年齢ではなく、「好きかどうか」「苦にならないかどうか」 に左右されていると思われます。


私自身はメール・LINE派かもしれない

私の場合は、どちらかといえば メールやLINE派 かもしれません。
電話は「かかってきたら出なければならない」「相手が何をしていようとおかまいなし」という性質があるように思います。なかには要件を整理しないまま突然かけてくる人もいて、正直なところ時間を取られることが少なくありません。

その点、メールやLINEは相手の都合に合わせて読むことができ、こちらも考える時間をもって返信できます。連絡や相談をするには、落ち着いて対応できる点がメリットだと感じます。


まとめ

LINEやグループLINEを嫌う理由は、人によってさまざまです。

  • 通知や既読プレッシャーを負担に感じる人
  • プライバシーや情報漏洩の不安を抱く人
  • 文字入力そのものを面倒に感じる人

そして、電話を嫌ってメールやLINEを好む人もいます。
結局のところ、「自分にとって快適かどうか」 が判断基準になっていると思われます。世代で区切るよりも、好き嫌いや価値観の違いとして受け止めるほうが自然なのかもしれません。

コメント