若い頃は「ダサい体操」だった
小学生の頃、夏休みのラジオ体操カードにハンコをもらうのが面倒でサボった記憶がある。社会人になってからも、会社の始業前に全員でやらされて、「こんなもん意味あるのかよ…」と内心思っていた。
でも、60代に入った今、あの体操のすごさに気づいてしまった。
ラジオ体操はたった「6分」で全身運動ができる
ラジオ体操第1だけでも3分、第2も加えれば6分間で全身26種類の動きをこなせる。しかも、肩、胸、腰、膝、そして足首まで、全身の筋肉と関節をまんべんなく動かす。
たった6分なのに、やった後は身体が軽く、ちょっと汗ばむほど。まじめにやるとじわっと効いてくる。
特に注目!ジャンプして腕と足を広げる動作の効果
「両足を軽く開いてジャンプしながら両手を上下に振る」あの動き。子どもの頃は何も考えずにやっていたけれど、今はこれが骨に効くと知ってびっくりした。
■ ジャンプ動作の3つの健康効果
- 骨密度の向上
- ジャンプして着地する衝撃が骨に適度なストレスを与え、骨を強くする。
- 特に高齢者にとって重要な、骨粗しょう症予防に有効。
- 下半身の筋力強化
- ふくらはぎ、太もも、お尻の筋肉をバランスよく刺激。
- 歩行力や転倒防止にもつながる。
- 心肺機能の向上
- 軽い有酸素運動になり、血流が促進。
- 心拍数も上がり、身体が目覚める感じ。
実際にやって感じたこと
1週間、ラジオ体操第1を毎朝「真面目に」やってみた。
- 最初はつらかったジャンプも、3日目くらいで身体が慣れてきた。
- 腰や膝にも負担は少なく、痛みが出なければ続けやすい。
- 始めてみて気づいたのは、肩回りの固さ。これ、放っておいたら四十肩・五十肩一直線だったかも。
ラジオ体操、意外と「金のかからない健康法」
- 道具いらず
- 雨でも室内でできる
- YouTubeやテレビ、アプリでも見られる
これはもう、「ジムに通わないジム」と言ってもいいくらい。
最後に:今こそ、ダサかったあの体操を見直そう
あの頃は「やらされてた」ラジオ体操。だけど、今は「自分のためにやる」ラジオ体操。
健康は意識して動かないと保てない。だけど、お金も時間もかけずに、1日6分で身体にいいことができるのなら、これは使わない手はない。
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