歯科と整形外科の対応の違い
60代になり、健康に意識が向くようになりました。
毎日歩くことを習慣にし、食生活にも気をつけていますが、体の調子が変わってくるのは正直なところ。
今日は、「歯科」と「整形外科」、このふたつの医療機関で感じた“対応の違い”について書いてみたいと思います。
■ 虫歯20本から始まった、歯との長い付き合い
30歳ごろ、20本もの虫歯が見つかって一気に治療したことがあります。
そのときのショックは今でも覚えていますが、それ以降は3ヶ月ごとに歯医者に通い、歯垢除去や歯茎のチェック、虫歯の早期発見をしてもらっています。
「悪くなる前に防ぐ」——今ではこの定期健診がすっかり生活の一部です。
■ 整形外科との“ちぐはぐな出会い”
一方、整形外科では残念ながら真逆の体験をしました。
2〜3年前、股関節や膝の不調で近所の整形外科を受診しました。
その町医者で「背骨が曲がっている」とレントゲンで指摘され、ショックを受けました。紹介状をもらって、少し大きな病院の整形外科に行ったのですが——
「症状が出ていないなら診る必要はない」
「予防的なリハビリも必要ありません」
そう冷たく言われて、心まで折れてしまったのです。
私の質問にも関心がなさそうで、「今この場で悪くなければOK」という姿勢を強く感じました。
■ 歯科と整形外科、なぜこうも違うのか?
もちろん医師によって対応は違うと思いますし、整形外科の世界にも親切な先生はいると思います。
でも、「悪くなる前に防ぐ」という視点では、歯科がずっと先を進んでいるように感じます。
整形外科にも、“予防”の視点や、患者の不安に寄り添う気持ちがもっとあったら——
あのとき、どれだけ救われただろうと今でも思います。
■ おわりに
高齢化が進む日本では、体が悪くなってから病院に行くのでは遅いのです。
整形外科も歯科のように、「今は痛くないけれど、将来のために診てください」と言える場所になってほしい。
同じような体験をされた方がいたら、ぜひ声を聞かせてください。
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