年を重ねて気になる体のあれこれ

健康

いまさらだけど、健康が気になるあなたへ


1. 加齢とともに気になる体の部位

年齢を重ねるにつれて、体のあちこちが「ん?おかしいな」と気になってきます。
目、歯、腰、股関節、膝……。今まで気にしてこなかったけれど、今になって「もっと大切にしておけばよかった」と思うことも多いものです。

以下は、特に気になりやすい5つの部位です。


● 目

加齢によって視力が落ちるだけでなく、白内障や緑内障のリスクも高まります。
とくに自覚症状が出にくい病気もあるので、年1回は眼科検診を受けるのがおすすめです。


● 歯

年をとると歯茎が下がり、虫歯や歯周病のリスクが増します。
噛み合わせの悪さは全身のバランスにも影響するため、定期的な歯科検診が大切です。


● 腰

腰痛は、中高年にとって非常に多い悩みの一つです。
筋力低下、姿勢の悪化、昔の怪我などが影響してきます。
正しい姿勢と軽い運動を続けることが、腰を守るカギです。


● 股関節

歩いているときに「違和感があるな」と思ったら要注意。
変形性股関節症や関節の炎症などが隠れている場合もあります。
特に体重が重めの方は、関節に負担がかかるので注意が必要です。


● 膝

膝の痛みは、加齢とともに増える症状です。
特に「階段の上り下りがつらい」「正座ができない」といった変化があれば、変形性膝関節症の可能性も。
膝周りの筋力を維持することが大切です。


2. その他に注意したい健康状態

目や腰などの関節以外にも、年齢とともに気をつけたい体の部分があります。


● 心臓と血管

高血圧、動脈硬化、心筋梗塞など、心血管系の病気は中高年になるほど増えてきます。
血圧やコレステロールのチェックは定期的に行いましょう。


● 内臓(肝臓・腎臓など)

肝機能や腎機能は、静かに衰えていきます。
症状が出にくいので、年1回の血液検査で早めに異変をキャッチしましょう。


● 筋力と骨密度

運動量が減ると、筋力も骨もどんどん弱くなります。
転倒や骨折のリスクが高まるため、ウォーキングやストレッチ、軽い筋トレを習慣に。


● メンタルヘルス

ストレス、孤独、不安……。心の健康も年齢とともに揺らぎやすくなります。
「頑張りすぎない」「ひとりで抱え込まない」ことを大切にしましょう。


3. いまさらじゃない。今できることを

「もう遅いよ」と思わずに、“今の自分”にできることをコツコツ積み重ねることが大事です。
歩く、笑う、話す、よく寝る。どれも立派な健康習慣です。

完璧を目指さなくていい。
60代・70代からでも、体と心は少しずつ変わってくれます。


4. おわりに

今さら気にしても遅い――
そんなふうにあきらめず、「いま気づいたからこそ、これからは大事にしていこう」と思えたら、それだけで十分前向きです。

健康寿命をのばすことは、日々を自分らしく過ごすための土台づくり。
ゆっくりでいい、自分のペースで整えていきましょう。

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