情報社会を生き抜く“裏どり力”~その話、本当か?


あふれる情報にどう向き合うか

テレビ、ネット、SNS、YouTube……
どこを見ても情報だらけの時代です。

「○○で血圧が下がる」「△△は危険」「□□の真実がついに明らかに」──
そんな言葉に、つい惹かれてしまうことがあります。

でも、それって本当に事実なんでしょうか?
誰が言っているのか? どうしてそう言っているのか?
情報の出どころをよく見ないと、信じた人が損をすることもあるのが今の世の中です。


「見られてる数」と「中身」は別物

特にYouTubeやSNSでは、「再生回数が多い」「バズっている」だけで信じられてしまうことがよくあります。

でも、それは本当の“中身”とは限りません。

・話し方がうまい
・言い切る口調で説得力がある
・過激なタイトルで注目を集めている

そんな演出が効いているだけで、肝心の中身が薄いケースもたくさんあります。
情報の数や見られ方ではなく、内容をじっくり見極めたいものです。


YouTubeにひとこと言いたくなるとき

ここでちょっと、Googleさんにチクリと言いたくなることがあります。

ブログのアドセンス審査、ものすごく厳しいんです。
独自性、有用性、YMYLの配慮……とにかくチェックが細かい。

一方で、YouTubeでは「話し方がうまいだけ」の動画にも広告がついている。
中には、「え、それ本当に事実なの?」という内容でも堂々と収益化されているものも。

……ちょっと、そっちはゆるくないですか?
もちろん、動画を作る努力は否定しません。
でも、情報の扱いに関しては、発信形式にかかわらず公平であってほしいと感じます。


自分を守る「裏どり」のクセ

そんな時代だからこそ、大事なのは「裏どりするクセ」。

  • 本当に効果があるのか
  • 他にも同じことを言っている専門家はいるか
  • 出典や一次情報はどこか
  • 誰が得をする情報か

そういった視点を持つだけで、誤情報に踊らされる危険はかなり減ります。

すべてを疑う必要はありません。
ただ、「これって本当?」と一度クッションを入れるだけで、自分を守れるんです。


◆ 最後に

現代は、情報を受け取るスピードがどんどん速くなっています。
でも、そのぶん、「それは本当か?」と立ち止まる時間も必要です。

そして、ブログでも動画でも、発信する側には「裏どりしたうえで伝える責任」があるはず。
せめて、自分が誰かに誤解を与える発信者にはならないよう、心がけたいものです。

もちろん、これを書いてる私も含めて。

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