2025年8月30日に放送されたNHKの番組「所さん!事件ですよ」では、
「顔面シールに逆整形メイク!?“顔”最新事情」
というテーマが特集されました。
司会は所ジョージさんと木村佳乃さん。
「身近な出来事を“事件”として切り取る」この番組ですが、今回は「顔」にまつわる最新トレンドに注目しました。
顔面シールとは?ただのシールじゃない新しいメイク
「顔面シール」とは、顔に直接貼って楽しむ装飾用のシールのこと。
シールを貼るだけで印象が大きく変わり、メイクとファッションの中間のような存在として広がっています。
花柄・グリッター・キャラクター風など種類は豊富で、簡単に貼って剥がせる手軽さが魅力。
ハロウィン、ダンスの発表会、スポーツ観戦などのイベントで使う人が増えているそうです。
そばかすシールを流行らせたのはテイラー・スウィフト
顔面シールの代表例が「そばかすシール」。
世界的歌手のテイラー・スウィフトさんがNFL観戦の際に使用したことで、一気に注目を集めました。
彼女が愛用したのは、キラキラした「グリッターそばかす」。
シルバー・ゴールド・パープル・レッドなど多彩な色があり、SNSを中心に若者の間でブームに。
あるブランドでは発売後わずか48時間で売上100万ドルを突破するほどの人気ぶりでした。
ちょっと毒舌に言えば…
正直、そばかすが無い人がわざわざ「そばかす」を貼るって、不思議な光景です。
昔は「隠したいコンプレックス」の代表格だったのに、今は「おしゃれアイテム」に大変身。
「劣等感シール大人気!」って聞くと、世代的には「え、なんで!?」とツッコミたくなります。
しかも、美人さんがやると「ほら、私ってそばかす付けても可愛いでしょ?」という挑戦状にも見えてくる。
普通顔の立場からすると、これはもう完全に“美人の余裕の遊び”です。
顔面シールが支持される理由
一方で、顔面シールがこれだけ広まったのには納得できる理由もあります。
- 手軽に印象を変えられる
シールを貼るだけで別人のような雰囲気になれる。 - 非日常を楽しめる
ハロウィンやコスプレ、舞台などでインパクトを出しやすい。 - 心理的な効果(プロテウス効果)
外見を変えると気分も変わる。自己解放の一手段として機能する。
つまり、顔面シールは「遊び」「おしゃれ」を超えて、心のスイッチを入れるツールとして受け入れられているのです。
結論:顔を飾ることは、心を解放すること?
番組の最後には、こんな言葉で締めくくられました。
「他者になるということは、いつもの自分の殻を脱いだり、フィルターをかけることによって、逆に本当の自分をさらけ出せる。心に作用する部分がすごく多い。」
顔面シールやそばかすメイクは、一見「不思議な流行」に見えるかもしれません。
けれど、そこには「自己表現の幅を広げる」「コンプレックスを逆手にとる」「心を解放する」といった意味が隠れています。
つまり、顔面シールはただの流行ではなく、
- 自分らしさを探すアイテム
- 心を軽くする心理的ツール
- 「普通とは何か」を考えるきっかけ
としても役立つのではないでしょうか。
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