導入
2025年8月22日、NHK Eテレで放送された「スイッチインタビュー 栗山英樹×松尾豊」では、テーマは『AIが野球を変える!ChatGPT』。
野球界の名将と日本のAI研究の第一人者が、これからの野球とAIの関わりについて語り合いました。
出演者紹介
- 栗山英樹(くりやま・ひでき)
元プロ野球選手、監督。2023年のWBCで日本代表を率いて優勝に導いた名将。現在は指導や解説活動を行っている。 - 松尾豊(まつお・ゆたか)
東京大学大学院工学系研究科教授。人工知能研究の第一人者で、日本におけるディープラーニング研究を牽引。社会や産業へのAI活用を積極的に提言している。
栗山監督が“ChatGPTに編成を相談して驚愕”と語った場面が印象的でした。
対談のポイントまとめ
● AIによる戦略・編成の支援
ChatGPTにチーム編成を尋ね、栗山監督が思わず驚いたシーンが紹介されました。AIは過去データやパターンから人間にはない視点を提示できることが強調されました。
● メンタルサポートの可能性
栗山監督は「WBCのときにChatGPTがいたら眠れたと思う」とコメント。AIが精神的な支えや思考整理の役割を担える可能性を示唆しました。
● AIと人間の共通点
松尾教授は「人間もニューラルネットワーク。生物として自然に出来たものか、AIとしてコンピュータ上に作ったものかの違いにすぎない」と述べました。AIを異質な存在ではなく、人間の延長線上にあるものと捉える発想です。
● 日本野球とデータ野球の未来
メジャーリーグではAIを駆使したデータ野球が進化しており、日本野球はどのように取り入れていくべきかが語られました。
ダルビッシュ有のエピソード
栗山監督は、2023年のWBCでダルビッシュ有投手に参加を打診した際の話を披露しました。
ダルビッシュは「今の若い選手には、自分の知らない新しい練習法があるはず。それを学びたい」という理由で参加を決めたそうです。
ベテランでありながら学び続ける姿勢は、チームに大きな好影響を与えました。
AIが野球にもたらす可能性
今回の対談を踏まえて、ChatGPTをはじめとするAIが野球に与える具体的な役割を整理します。
- 戦術提案や試合シミュレーションの提供
- 選手育成やデータ解析によるパフォーマンス向上
- チーム編成や采配のシナリオ検討
- 精神的サポートやメンタルケアの補助
- 膨大なデータの可視化と戦略共有
まとめ
栗山英樹監督と松尾豊教授の対談は、直感とデータ、経験とAIという二つの側面がどのように融合できるかを考えさせるものでした。
野球だけでなく、私たちの日常や仕事の在り方にも通じるテーマです。
さらにAIは、プロ野球の戦術だけでなく、日常生活でも賢く使えます。
例えば:
- 冷蔵庫にある食材を入力して献立を提案してもらう
- 家事や片付けの段取りを整理してもらう
- 買い物リストや栄養バランスのチェックを任せる
- メールや文章を読みやすく整えてもらう
このように、AIは「万能の答え製造機」というより、自分の思考を整理してくれる相棒として活かすのが賢い使い方です。
おまけ:SBI証券などのメールや契約書もAIでかんたん整理
私はときどき、証券会社(SBI証券など)からメールを受け取りますが、難しい専門用語が並んでいて「結局なにを言ってるのか分からない」と感じることがあります。
そんなときにAIを使えば便利です。
- 難しい文章を「小学生でもわかるように説明して」と入力する
- 専門用語をかんたんな日本語に置き換えてもらう
- 要点だけを「3行でまとめて」とお願いする
さらに、文章をそのまま コピペしてAIに貼り付ける か、メール画面を 写真で添付して見てもらう と、より楽に解説してくれます。
また、AIは契約書や約款にも使えます。
たとえば――
- 「この契約書には私に不利な条件がありますか?」
- 「この約款のリスクや注意点を3つ教えてください」
と質問すれば、専門用語をかみ砕いて「どこに気をつけるべきか」を示してくれます。
もちろん最終判断は専門家に委ねるべきですが、AIを先に使えば、自分にとって不利になりそうな項目を早めに把握できるのです。
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