強みは、静かに生きるということ——0.01%のINFJが考える

価値観

ある日、性格診断を受けた。
結果は「INFJ(提唱者)」タイプ。
全人口の1%未満とされる、かなり珍しい気質らしい。

読み進めるうちに、不思議な感覚になった。
褒められているのに、どこか胸が締めつけられる。

おそらく私は、そうすることでしか生きてこられなかった。
人に寄り添い、波風を立てず、静かに支える。
それは「優しさ」でもあり、同時に「自分を守る方法」でもあった。


取締役になれなかった理由

私は長年、現場で働き、人を見て、仕組みも理解してきた。
正直、自分は取締役にも向いていると思っていた。

でも今ならわかる。
私は「前に出る人」ではなく、「支える人」だった。

強く押し通すより、全体を見る。
勝つより、崩れないことを選ぶ。

責任を避けたのではない。
ただ、心のどこかで「この立ち位置が自分らしい」と感じていた。


それでも、悪くなかった

昇進できなかったことを、昔は少し悔しく思っていた。
でも、「あなたがいると安心する」と言ってくれた人がいた。

派手な成果ではなく、
人の記憶に残る信頼。

それが、静かに生きる人間の強さなのかもしれない。


静かに生きるという選択

声を張らなくてもいい。
無理に目立たなくてもいい。

静かに考え、静かに支え、静かに生きる。

それは弱さではなく、
むしろ揺れにくい生き方だと思う。

かつての「言い返せなかった自分」や、
「昇進を逃した自分」にも、
今はこう言える。

――それでよかった。


気質を知るということ

自分の傾向を知ると、少しだけ生きやすくなる。

理想を追いすぎる癖。
感情を内にためる癖。
人を優先しすぎる癖。

それらを責めるのではなく、
「そういう気質なんだ」と理解する。

それだけで、少し呼吸が楽になる。


おわりに

静かな人間は、目立たない。
でも、誰かの心に静かに残ることがある。

私はこれからも、
自分らしく、静かに。

必要な人に、必要な言葉を。

大きな声ではなく、
小さな灯をともすように生きていこうと思う。

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