■ 滝沢眞規子という女性
滝沢眞規子(たきざわ まきこ)さんは、1978年生まれ・東京都葛飾区出身のファッションモデル。
雑誌『VERY』の専属モデルとして人気を集め、「タキマキ」の愛称で多くの女性に親しまれています。
2009年、専業主婦としてスーパーで買い物をしていたときに『VERY』編集者にスカウトされ、読者モデルとしてデビュー。
その後、表紙モデルを務めるほどの人気となり、現在はテレビ・CM・YouTubeなどでも幅広く活躍中です。
夫は人気ブランド「NEIGHBORHOOD」のデザイナー滝沢伸介氏。
3人の子どもを育てながら、朝5時半起床でお弁当作り、掃除、庭の水やり――そんな丁寧な日常を続けています。
「特別なことをしない、でも続ける」。それが彼女の一貫した生き方です。
■ 私がひっかかった『トークィーンズ』での一言
フジテレビ系『トークィーンズ』で滝沢眞規子さんが話していた、
ある言葉が妙にひっかかりました。
「天窓があって、上からの光でメイクをすると、とにかくブスなんです。
前からの光だとキレイに見えるけど、
実際に蛍光灯の下や屋外で“えー、なんか違う”って思うことが多いんです。
だから私は、あえて一番ブスに見える天窓の光でメイクします。
はじめに落とすだけ落としておけば、あとは上がるしかないから。」
冗談のように言っていましたが、
私はこの言葉の中に、すごく“芯のある考え方”を感じたのです。
💡なぜ上からの光だとブスに見えるのか
人の顔は立体です。
上からの光(トップライト)は、顔の凹凸に影を落とすため、
- 目の下にクマができる
- ほうれい線が濃く見える
- 鼻の下の影が強調される
- あごのラインが重たく見える
つまり、最もシビアに現実を映す光なのです。
逆に前からの光(自然光や女優ライト)は、影を飛ばして明るく見せます。
だからこそ、美容室や写真スタジオでは正面光が多く使われています。
滝沢さんは、その「厳しい光」の下であえてメイクをする。
これは、“現実を受け止める練習”のようにも思えます。
💭なぜ滝沢眞規子は、この考え方にたどり着いたのか
私はこの発言の背景には、きっといくつかの経験や考え方があるのではないかと感じました。
断言はできませんが、滝沢さんのこれまでの生き方を見ていると、
こんな流れでこの発想に至ったのではないか――そんなふうにも思うのです。
① 完璧より“現実”を選ぶ女性
滝沢さんはもともとモデル志望ではなく、普通の主婦として家庭を支えていた人。
だからこそ、“生活の中の美しさ”や“自然体のままの自分”を大切にしているように感じます。
上からの光でブスに見える――それをあえて受け入れるのは、
「現実を否定せず、そこから整える」という彼女らしいスタンスなのかもしれません。
② 努力を見せない努力
SNSではいつも穏やかで、頑張りをアピールしない滝沢さん。
でも実際は、早朝から家事をこなし、家族との時間を大切にしている姿が印象的です。
そうした日々の積み重ねの中で、
「一度落ちても、また上がれる」という確信が育ったのかもしれません。
③ “見られる人”と“生活者”の間で
モデルとして人に見られながら、同時に母でもある。
その両方を行き来する中で、
「どんな自分でも受け入れられるようにならなきゃ」と感じたのではないでしょうか。
上からの光=人からの厳しい目線。
その下でメイクをするのは、
“自分を自分の目で見極める”ための小さな儀式にも思えます。
💄“落として上げる”心理:リバース基準法の美学
滝沢眞規子さんの言葉には、心理的にも理にかなった考え方が隠れています。
あえて“最悪の条件”で自分を見ることで、
外に出たときに「思ったよりいい」と感じられる――
これは、自己肯定感を安定させるリバース基準法に近いものです。
落ちることで心を整え、上がることで自信を回復する。
メイクという行為を通して、彼女はその仕組みを自然に実践しているのかもしれません。
✨まとめ:光がどんな角度でも、自分を保つ
上からの光でブスに見える――それを笑いながら受け止め、
「落とすだけ落としとけば、あとは上がるしかない」と言える強さ。
滝沢眞規子さんの言葉は、
単なる美容のコツではなく、
**“自分を信じて生きる方法”**そのものだと感じます。
光がどんな角度から当たっても、
「これが私」と言える人は、もうすでに美しい。
そして私はこの話を聞いて、
「こんな考え方があるんだ」とハッとしました。
ブスに見える光の中にも、自信を磨くヒントがある――
そんな気づきをくれた言葉でした。
あなたはどう感じましたか?


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