責任感とは。“約束を守ることに尽きる。でも、きれいごとじゃない”

価値観

責任感って言葉、聞こえはいいけど、実際はきれいごとじゃない。
現場では、できない理由より「やれたかどうか」しか見られない。
仕事が重なっても、誰かが体調を崩しても、締切は待ってくれない。
そんな中で、“やるしかない”と腹をくくるのが責任感だと思う。


小さな約束の積み重ね

自分の感覚では、責任感とは約束を守ることに尽きる
時間を守る。
遅れそうなら連絡をする。
頼まれたことは忘れない。
これを淡々とやるだけ。

でも現場では、そういう基本が一番難しい。
「ちょっとくらい」「今は忙しい」が積み重なって、
信頼はすぐに崩れる。

だから、自分の中では“約束を守れない=信用できない”という線がある。
冷たいと思われても構わない。
そういう人とは付き合わない。寄らない。関わらない。
それが、自分の線引きだ。


責任感が強い人ほど、疲れる

責任感の強い人は、結局なんでも背負ってしまう。
他人が手を抜いても、自分がやってしまう。
「俺が動けば早い」って、気づけば全部抱えてる。
でも、そういう人ほど周りに“当たり前”と思われる。
感謝もされず、責任だけ残る。
だから、責任感が強い人ほど報われないことも多い。

それでもやる。
「俺がやるしかない」と思って動く。
そこにあるのは正義感でも使命感でもなく、
ただの意地みたいなもんだ。


大人の世界では“できて当然”

ビジネスの世界では、「できて当たり前」「やって当然」。
だからこそ、できない人が目立つ。
責任感が強い人ほど、「なんでできないんだ」とイラッとする。

でも最近思う。
他人の事情まで背負い込む必要はない。
自分の責任を果たして、他人の責任はその人に返す。
それで十分だ。

責任感って、全部を抱えない勇気でもある。


結び

責任感とは、言葉で飾るようなものじゃない。
地味で、報われにくくて、泥臭い。
でも、社会はそういう人に支えられている。

自分がやると決めたことをやる。
人のせいにしない。
それだけでいい。

完璧じゃなくても、誠実であればいい。
それが、大人の責任感だと思う。


おまけ:誰と付き合うかも、責任のうち。

責任感って、自分のことだけじゃない。
そもそも、約束を守れない人とは付き合わない。
そばに行かない、寄らない、関わらない。
価値観が合わないなら、無理に理解しようとしない。
それも自分を守る責任だと思う。

子どもの頃は「みんなと仲良くしなさい」と言われたけど、
大人の世界では、全員と仲良くしてはいけない。
信用を削る相手と無理して関わると、自分の筋まで歪んでしまう。

信頼って、与えるだけのものじゃない。
「誰を信じるか」「どこまで関わるか」を選ぶのも、立派な責任だ。

裏を返せば、約束を守れる人とは、ずっと付き合える。
それだけで、もう十分だ。

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