自分らしく居られる場所、ありますか。
今の時代、なんだか気持ちが落ち着かないことが増えたように感じます。
ニュースも忙しい、人間関係も忙しい。
静かにしているつもりでも、心だけがザワザワしてしまう日があります。
私自身、そんなときほど
“自分の心を守る” という感覚が大切だと思うようになりました。
先日、「テレビ寺子屋」で育児漫画家の高野優さんが語っていた
**「3つの居場所」**という言葉が心に残りました。
その話を聞いて、自分自身のことも少し振り返ってみたのです。
■ 子どもの居場所は多いようで、多くない
子どもが持つと言われる居場所は、こうしたところです。
- 家
- 学校
- 部活
- 塾
- 習い事
- 友人宅
- 祖父母宅
- 図書館
一見するとたくさんあるように見えます。
場所の数よりも、**「ここなら自分でいられる」**という感覚のほうが大事なのかもしれません。
■ 大人になると「居場所」はもっと限られてくる
では、大人はどうでしょうか。
大人が行ける場所は意外と少ないのです。
- 家
- カフェ
- 本屋
- 支援センター
- 習い事
- 職場
大人になると、どの場所でも“役割”がついて回ります。
だからこそ、役割を降ろして深呼吸できる場所が必要になってくるのだと思います。
■ 呼吸がしづらいときは、新しい場所で深呼吸
息が詰まるような日があります。
人と会うのがしんどい日もあります。
特別な理由がなくても、ただただ疲れてしまう日もあります。
そんなとき私は、
いまいる場所から少し離れて、空気を入れ替えるように過ごす
ことを大切にしています。
散歩でもいい。
車の中でもいい。
自分の部屋でもいい。
ほんの少し場所を変えるだけで、
呼吸のリズムが戻ってくることがあるんです。
■ サードプレイスという考え方
家でもなく、職場でもなく、
“もうひとつの居心地のいい場所” のことです。
誰でもない自分に戻れる。
深呼吸できる。
緊張しすぎず、距離を置きすぎず。
そんな「ちょうどいい関わり方」ができる場所が、
大人にとってはとてもありがたい存在になることがあります。
■ 私にとっての小さな居場所
改めて考えてみると、私自身の居場所はこんなところでした。
- 早朝の散歩道
- 本を開く時間
- ブログを書く机(自分の部屋)
- 妻とのささやかな会話
- 近所にカフェはないけれど、出かけた時についでに寄るあの時間
- 近所に本屋はないけれど、町に出た時にふらっと入るあの瞬間
どれも特別な場所ではありません。
ただ、そこでなら自然と呼吸が整っていく感じがします。
居場所とは、「誰かに与えられるもの」ではなく、
自分の心が静かになるところなのかもしれません。
■ 子どもには安全地帯が必要。では大人は?
高野優さんは
「子どもが笑うために、大人が安全地帯をつくってあげないと」
と話します。
確かにその通りです。
子どもは自分で居場所を整えることが難しい。
だから大人が守り、見守り、安全地帯をつくる。
では、大人はどうすればいいのか。
どこにいても落ち着かない日もある。
■ 大人は「自分の安全地帯」を自分でつくる
大人の心を守るのは、
やっぱり自分自身しかいないのかもしれません。
誰かが助けてくれる日もある。
家族が支えてくれる日もある。
友人の言葉に救われる日もある。
でも、それを待っていると苦しい時間が長くなることがある。
だからこそ、大人は自分で
“呼吸しやすい場所”をそっと確保しておくことが大切なのだと思います。
散歩道でも、
車の中でも、
自分の部屋でもいい。
「ここに来れば、少しだけ心が落ち着く」
そんな場所をひとつ持っているだけで、
泣ける場所にもなるし、
ゆっくり立ち直る場所にもなると思うんです。
■ おわりに
忙しい日ほど、気持ちが張りつめている日ほど、
ほんの少しだけ場所を変えて深呼吸してみる。
その小さな行動が、思っている以上に心を軽くしてくれることがあるかもしれません。
今日ひとつ、呼吸しやすい場所を思い出してみる。
それだけで、少しだけ楽になる日もあると思います。

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