マンダラチャートに書く目標がない60代が、代わりに「収支」を書いた話

違和感

大谷翔平が高校1年で書いたマンダラチャートは、81マスある。真ん中には「ドラ1 8球団」。その話を聞くたびに、俺は少し引っかかる。

あの真ん中に書くような夢が、俺には無い。14歳のころも「将来こうなる」は無かった。

それでも60代になって、紙に書いたものがある。夢ではない。金の出入りだ。

マンダラチャートに書く目標がない。14歳の俺にも無かった

成功した人は、14歳ぐらいで「将来こうなる」を持っているらしい。

矢沢永吉は中学3年でビートルズを聴いて、道を決めた。大谷は高校1年で81マスを書いた。

マンダラチャートは、縦9マス・横9マスの81マスの表だ。真ん中に、いちばんの目標を書く。その周りに、目標のために要ることを8つ。さらに8つのそれぞれに、やることを8つずつ書いていく。やることは全部で64個になる。

大谷は周りの8つに「体づくり」「メンタル」「運」などを書いた。

大谷が実際に書いたシートは、シートを作った原田隆史さんが記事の中で見せている(会員向けの記事)。
日経ビジネス「大谷翔平と多田修平、共通点は『目標達成のマンダラ』」

俺には無かった。無いまま40年、製造の現場にいた。

会社の計画は「この数字を達成せよ」だった

計画なら、会社で書いた。管理職になってからは、半期ごと、1年ごと。

会社には計画がある。「この数字を達成せよ」。

真ん中は、最初から埋まっていた。

60代のライフプランに書いたのは、夢ではなく金額だった

2年ほど前に、ライフプランを書いた。

生活防衛費。先の修繕費。これから起こりそうなことを想像して、ひとつずつ金額を入れていく。

出た答えは「入ってくる金より使わない」だけだった

書き終えて、表を見た。

何となく思った。入ってくる金より使わないでいけばいいだけじゃん、という話だ。

大谷は81マスを埋めた。俺の答えは1行で済んだ。

それができれば、老後の心配は無いだろう。

真ん中に「収支」を置いて、9マスを埋めてみた

試しに、マンダラチャートの9マスに並べてみた。真ん中は「収支」。周りは、守る所と伸ばす所だ。どこを守って、どこを伸ばすかは、自分で決める。

真ん中に収支を置いた9マス。守る所は収入(年金)・支出・家計簿・家の修繕・保険の見直し・医療・歯、伸ばす所はNISAとブログ月3万円

守る所が6つ、伸ばす所が2つ。夢は1つも入っていない。

伸ばす所の1つは、創業計画書に書いた

去年の暮れに、もう1枚書いた。創業計画書だ。商売を始める人が、事業の計画を書く紙だ。AIに相談しながら、手で埋めた。

書式は、日本政策金融公庫のホームページから誰でも無料でダウンロードできる(PDFとExcel)。
日本政策金融公庫「各種書式ダウンロード(国民生活事業)」

俺が書いた創業計画書の抜き書き。動機は赤字3万を稼ぎたい、見通しは月1万円から1年後に3万円

動機の欄に書いたのは「赤字3万を稼ぎたい」。最後の欄には「生活の補助として月3万程度の収益を目標とする」と書いた。

一回書いて終わり、ではなかった

ライフプランは、一回書けばいいものでもない。

急な出費があるかもしれない。そのたびに、金額を入れ直す。

その都度、面倒がある。


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高校時代に書いた曼荼羅チャートが、なぜ大谷だけ語り継がれるのか。引っかかったことを書いた。